2019-01-01から1年間の記事一覧

死だけが救い

もはやそれしかない。 福祉だなんだに希望を抱いても、恩恵なんて得られたか? 結局は他人で、この八方塞がりの小さな地獄には誰も介入できないんだ。 閉塞的なコミュニティ、血縁の因果、誰が、何が悪かったかの後日談論争。 事が起こり大衆の知るところと…

元事務次官のお父さんと発達障害を患った息子

熊澤被告への判決が決定し、人々はまたこの事件について意見する機会を得た。あらゆる人達が、熊澤被告に対する批難、刑への賛否、息子の生い立ち、発達障害であったことを、それぞれの視点で意見しているのをTwitterで目にした。熊澤被告擁護派と、同じ発達…

何者でもない自分が許せない話

何者でもない人間の方が、世の中圧倒的に多い。 なのに私は常に「何者か」になりたかった。発達障害ゆえに、ふつうの人があたりまえにこなすことすらできない自分にも、居場所が欲しかった。差別されることのない安心できる居場所が欲しかった。 差別されな…

差別とどう生きていくか

東野圭吾「手紙」を読了した。 内容は、優秀な弟を大学へ進学させるために強盗殺人を犯した兄。 罪を犯したのは兄であり弟にはなんの落ち度もないのだが、世間は彼を「殺人犯の弟」とラベリングする。そのことで弟はいろいろな物を失い、苦しい人生を送るこ…

ゆらぎ荘の幽奈さんとダヴィンチコード

Twitterで話題になってた例の幽奈さんの仕掛け。 感服した。 としか言えなかった。 togetter.com 昨今のフェミニストによる規制をあざ笑うかのような仕掛け。むしろ少し前にフェミが、ゆらぎ荘に対して少年誌でやっていい作品じゃないだのと、火柱をあげたこ…

自分の家に自分以外の誰かがいるのが怖い

これね、泥棒とかストーカーの意味ではないの。「家に帰ると家族が待っている」 よく暖房器具とか住宅のCMで耳にするキャッチフレーズ。 これがものすごく恐ろしい。 私にとっては帰宅したら知らない人がいた。くらいに恐ろしい。だって、仮に一人暮らしで自…

左利きと発達障害

発達障害は左利きに似ている。 日常生活が不便な点において。 世の中は右利きを基準に作られている。 はさみ、改札口、お玉、ガスコンロ・・・。生活に関するものは、マジョリティである右利き仕様だ。 左利きの人は、はさみを使う際、改札口を通る際、その…

孤独を知る

もしかして、孤独とはものすごく辛いものなのか?この漠然とした、えも言われぬ恐怖が「寂しい」という感情なのか? などと、急に恐ろしくなったわけだ。何を今更と思うかもしれないが、私はここ数年「寂しい」という感情に襲われたことがなかった。 意味が…

殺さかけた時の話

10年前になると思う。 当時の私は、夫と保育園年長の息子と3人で県営住宅に暮らしていた。 のちに夫のことで警察と話した際に、自分がDVを受けていたことを知る。当時の私は、DVというのはあからさまに殴る蹴るの暴行を与えられたことを指すと思っていた。 …

正気か?ローソン

news.tbs.co.jp このニュース記事や他の記事も見た限りでしか言えないが、 コンビニ店員の仕事って、レジだけじゃないぞ! 記事だけで想像できる問題をあげると、 ・品出しはどうするの? 無人に切り替わる前に商品を補充しておけば、深夜帯なんてそこまで商…

記憶の砦

熱中症の症状の中に意識障害がある。 職場も家も30度超えの暑さなので、熱中症による意識障害もやぶさかではない。加えてベンゾ系の薬を服用しているので、その副作用のどちらかか。あるいは加齢によるものか。今日職場で午前中、パートさんからパンをいただ…

鬱と酷暑と低気圧と

私は気圧の影響を受けるタイプのようで、昨日、一昨日と台風が迫ってきたおかげで頭痛、めまい、意識障害などとひどかった。ひどかったが、ひどい状態にも慣れるもんなんだなと、仕事中に意識が飛んで、SFのように時間がトリップしたと気づいた時に感じた。 …

希死念慮すら湧かなくなった時

死にたい、死にたい。と思い続けていたが、ふと気づくと「死にたい」とすら思わなくなった。 自ら命を捨てる行動すら億劫になっていた。 能動的に死を選ぶ気力や感情すら、消えていた。だからといって生きているのが楽しいかと言えばそうではないのだ。 なに…

死を待つ親子の家

児童扶養手当の現況届を提出する時期。 アンケートも同封されていたので、思いの丈を少しはみ出すくらいに書きなぐった。 しかしこんなキチガイじみた意見など、読まずに黒ヤギさんにでも食わせてしまうだろう。母子家庭になって10年近くが経つ。 ずーっと疑…

インターネットミームになりたかった。

結論が出た! 私はインターネットの中でちょっと有名になりたかった。 仕事も日常生活も人並み以下の私が、インターネット上なら何者かになれる気がしていた。もう私のバトルフィールドは現実にはない。インターネット上なら非凡な私にもスポットが当たる機…

体調が悪いと人に言えない

今日仕事を早退してしまった。 原因はおそらく熱中症。 家にはエアコンがなく、それでも扇風機や保冷剤でなんとかしのいでいるが、職場は広いフロアに果たしてあれはエアコンと呼べるのか?と思われる巨大送風機が壁際に置かれているだけ。もちろんその冷風…

発達障害が工場で働いてみて

13年働いてきた職場(小売業)が二週間後に突然の閉店を言い渡された。 給与や社会保険は保証され、親会社の工場へ部署異動することとなった。会社の都合なのでなにかとそのへんの世話はしてくれたのはありがたかったのかもしれない。二週間後に突然無職にな…

老後の2000万に怯える余裕すらない

すでに一週間前に大波乱をよんだ、金融庁による「老後に2000万必要発言」 news.yahoo.co.jp 散々ニュースやあらゆるメディアで取り上げられているので、ここでは詳細を省くが、見出しだけでもめまいを起こす。 でも単純に考えたら、老後もらえる(であろう)…

「彼女のため生まれた」浦賀和宏著を読んで、社会の恐ろしさを感じた

いきなり切り出すと今回の浦賀和宏先生のミステリー。日常に潜む恐怖に切り込んできたな、という印象を持った。 若干ネタバレありつつの感想なので、これからまっさらな気持ちで読みたい方は戦略的撤退をおすすめします。 まず、加害者、渡部常久の母親であ…

自分には何もないと思っている人間が、アニメ「モブサイコ100」を全話視聴した感想

最初はほんとうになんとなく、ネトフリでおすすめされてるし、とりあえず見てみるか。という軽い気持ちだった。 OPが凝っててかっこいいなーとか、超能力ギャグアニメなのかとも思ってた。 しかしまえ情報として、Twitterに流れてくるモブサイ二次創作に、ほ…

あと半月で職場が潰れるはなし

つい三時間前の話だ。 上司が職場に現れ、重たい雰囲気で口を開いた。 もうその空気でなんとなく身構えていたが、 来月の15日でこの店を閉める ああ、やっぱりか。 実は私、このブログではここまで一切職業に関して触れてこなかったが、某コンビニの店長をや…

IQの遺伝率80%という研究結果にどう対応すればいいんだ

先日、岡田斗司夫ゼミを視聴していたところ「もっと言ってはいけない」という本が紹介されていた。 その中で、親から受ける遺伝で、容姿に関わるもの(背が高いとか)は50%。だが知能に関しては80%も遺伝するという研究結果があると紹介していた。 しかもこの…

社会不適合者 1

ー僕は社会に存在しない。 会社を出て、判を押したように同じ道をとおり駅へ向かう。足早に、向かいから歩いてくる人間を華麗なまでに縫って進む。とにかく一秒でも、外の空気に触れていたくなかった。 ひとり暮らしのアパートを出れば、そこは社会だ。そこ…

人間関係を絶ってみたはなし

タイトルの通り、仕事以外の人間関係を絶ってみた。 LINE、Twitter、一切開かないことにした。Twitterだけは、ソシャゲの公式アカウント以外はフォローしていないアカウント、つまりは壁打ちアカウント以外はすべてログアウト。 必要な情報だけを収集するツ…

私が生きていていい世界

漫画やアニメ、ゲーム、小説、映画。これらの文化、及びサブカルチャーは、私を現実から引き離してくれる。 仮想の世界に意識を集中することで、私は世界から弾かれた人間でもなんでもなく、ただのコンテンツを消費する人、になる。 低所得者だろうが、障害…

認知行動療法を試してみたら、どうやっても「死」だけが救いだった

今日、たまたま銀行の待合椅子から眺めていたテレビで、認知行動療法に触れていた。 自宅でできる簡単な~と前置きがしてあり、問題点や解決策を書き出し、ひとつずつ紐解いていく、というような内容だった。 こんなもので今の私の辛い状況が緩和されるもの…

私は令和には行けなかった

平成から令和へと元号がかわり4日。 未だになんの実感も感慨も湧かない。 それどころか、この令和を祝おうという雰囲気が理解できない。お正月感覚と捉えればいいのか。 そもそも私のような普通以下の生活をしている人間にとっては、元号が変わろうが日々の…

倫理と合理性のはざま

ずーっと思ってたんだけど、出産を許可制にすればいいと思うんだ。 っていうのも、虐待の件数が過去最高とかって記事を見かけて、それは公になった件数が増えただけで実際は昔から一定数虐待を受けた子供はいたと思うのよ。 ここ数年になって、被害を受けた…

自分とは無縁の「かわいそう」にしか興味のない人達

身近な「見えない障害者」よりも海を越えた先にある「かわいそう」に目を向け、支援が集まるのはなぜか。 それは非現実的だからだと思う。 現実感がないからこそ、どこか自分とは無関係な創作話のように捉えることができる。身近な人間に手を差し伸べるリス…

生活の質に惨めさを感じる腐女子たち

前回の記事 sukeki41111.hatenablog.com これ、私を含め少数の腐女子たちが、程度は違えど感じている問題かと思っていた。 けれど某掲示板で見かけたスレで、生活の質に悩む腐女子たちが多いことに驚いた。 彼女らもまた、私同様、Twitterで垣間見える同人女…