ゆらぎ荘の幽奈さんとダヴィンチコード
Twitterで話題になってた例の幽奈さんの仕掛け。
感服した。
としか言えなかった。
昨今のフェミニストによる規制をあざ笑うかのような仕掛け。むしろ少し前にフェミが、ゆらぎ荘に対して少年誌でやっていい作品じゃないだのと、火柱をあげたことへのアンサーに思えた。
今回のカラー絵の裏に隠されたタピオカ。
もちろんこれ、タピオカが裏に描かれているだけなので少年誌において、何も違反していないのだ。
何も違反していない。
けれど、うっかりカラー絵を光に透かしてしまったら、乳首が描かれているように見えてしまう。いやでもこれ乳首じゃなくてタピオカ。
作者はカラー絵の裏にタピオカを描いただけ。
なにも!規制に!引っかからない!!!
どうだ、フェミども。これが少年誌内におけるエロの楽しみ方だ!!!
とミウラ先生が高笑いしているのが聞こえる(私には)
そもそもね、少年誌でエロを表現しちゃいけないだとか言ってもさ、読者は大喜びしてるわけよ。大喜びしてる反応はだいたいが大人だろうけど。だって、子供の反応はTwitterじゃほとんど見られないし。
でもさ、道端に落ちているエロ本、父親が持っているプレイボーイをこっそり読んだりとか、子供って、大人がどんなに規制してもエロを求めようとするわけよ。
その「こっそり」こそ、背徳感と欲望が綯交ぜになり更なる興奮を生む。いわば規制は青少年に対するエロのスパイスではないのか。
これがおおっぴらに「はい青少年の皆さん、幽奈さんの乳首でーす」ってどーんと出されたら、そりゃ興奮はするだろうけど、仕掛けを発見した時の興奮に比べたら格段に低いと思う。
父親に「どうだ、このグラビア」って堂々とプレイボーイを見せられても、興奮はするけど「お、おう・・・」とちょっとたじろいでしまうだろう。
大人の目を掻い潜り、または規制を掻い潜って表現した「エロ」こそ、青少年だけが得られる嗜みのようで、私は今回のことはとても趣があるなと感心した。
こういった規制内で暗躍したエロは、私が知る限りで言うと、
「クノイチノイチ」でのカワテブクロという種類のヒトデに攻撃されるシーン。
このヒトデ、名前だけ聞くとなんだかわからないだろうけど、男性器にそっくりなあのヒトデです。
「食激のソーマ」の作画担当、元エロ漫画家が描くアワビや、「ゴールデンカムイ」における白熊の直腸断面図(エロ漫画の挿入シーンでよく見るアレ)など、一切R18の規制には引っかかっていないが、エロい!(ゴールデンカムイはエロと感じるかどうかはさておき)
もしもこの世でウニが規制されたとしよう。
プリンに醤油かけたらウニの味がする!だがウニではない!でもウニっぽい!これはプリンと醤油だ!決してウニではない!規制に引っかかってはいない!だってプリンと醤油だから!でもウニ・・・。
みたいなもんだと思う。
ウニが規制されたら、ウニじゃない、でもウニっぽいものを人は求めるはず。
青少年健全育成なんちゃらってのは、青少年が健全にこっそりと背徳感とワクワク感を持ちながらエロに手を出す機会、だと私は思っている。