正気か?ローソン

news.tbs.co.jp

 

このニュース記事や他の記事も見た限りでしか言えないが、

コンビニ店員の仕事って、レジだけじゃないぞ!

記事だけで想像できる問題をあげると、

・品出しはどうするの?

無人に切り替わる前に商品を補充しておけば、深夜帯なんてそこまで商品が売れることはないので、店内の在庫がなくなることはないと思うが・・・。

6時から出勤してきた店員は、まず補充作業からスタートしなければならないのかと思うと、出勤してまず穴の空いた陳列棚を目にして気が重くなるのではないかと心配になる。

まあこれはそこまでの問題じゃないとして。

 

・今まで客数の少ない時間帯ゆえにできていた、納品、検品、品出し作業はどうなるの?

客数の少ない時間帯だからこそ、ドライ商品(カップ麺や菓子など)や雑貨、飲料を納品し、検品や品出し作業をしていた店舗も少なくはないと思う。

そしてどこの店舗でもほぼ必ず深夜に納品されるのが雑誌だ。

その日発売の雑誌は深夜に納品され、朝方には店頭に並んでいる状態でなければ、発売日当日に購入できない。

それら、深夜帯に納品されていた商品が、無人となった場合、検品や品出し作業をするのは6時以降のシフトにあたる店員だ。

今まで通りの作業をしつつ、ましてや6時~8時というと、場所によっては出勤前の客でピークタイムになる店舗もあるだろう。

確実に仕事が増える!それも大幅に!

それを今までの人数、時給でこなせと言うのか?

もしかすると記事にされていないだけで、ローソン側はなんらかの対策を用意しているのかもしれない。

しかし、記事にされていない、見えない従業員の負担についてはどの記事も触れていない。

 

お盆期間中、佐野SAに従業員がストを起こしたとき、駆り出された仮の従業員では通常通りのスムーズな営業ができなかった。

上の人間は現場をまーったく知ろうともしない。ということが明るみになった。

今回のローソン深夜帯無人化もそんな気がしてならない。

顔写真システムや防犯カメラ増設。これらの費用をかけても無人化することで利益になると思っているのか。仮に利益が見込めると考えても、他の時間帯の従業員の負担までには気が回らなかったのか。

 

きっとこの案が店長なりオーナーに伝えられたとき、上記の理由で反対した人がいなかったとは思えない。

実際に私もコンビニ店長を務めていた時があったが、記事を読んで真っ先に考えたのが、深夜勤務の従業員が行っていたレジ以外の作業を誰がやるのか。という問題だ。

検品や品出しだけではない。

掃除だってある。日付が変わってすぐに、深夜帯の従業員はキャンペーンのPOPを付け替えたり、日中の混雑した時間帯ではできない作業をこなしている。

深夜帯のコンビニ、レジくらいなら機械で充分。

レジを機械化すれば、従業員がいなくてもコンビニはやっていける。

なわけねーだろ!!!!

正直、コンビニの夜勤の仕事をなめてるとしか思えない。

コンビニ店員はレジだけ打ってればいい仕事だと思ってんのか?だったら自動販売機でいいだろ。いや、自動販売機だって補充する人間がいなきゃなりたたない。完全無人ではない。

 

作業負担が増えても時給が変わらないんじゃ、辞める日勤だってでてくるだろう。そのへんまで考えてなかったのか?

こんなろくでなしの私でも記事を読んで一瞬で問題点が浮かぶのに、まさか企業のお偉方がそのことに気づかないわけないですよね???なんらかの対策は打ってますよね???

 

とはいえ、このようなシステムを実施した事実だけでも、めまいがしてくる。

現場の人間を軽んじている。

そういう憤りしかわかなかった。