スーパーへ買い物に行っても何を買っていいかわからない

料理本やレシピサイトを見る。

どんなに簡単なものですら「そもそも材料買いに行くのからしてめんどくせぇ。そのあと台所に立つの、もっとめんどくせぇ」の、ここは生活の墓場か。

 

だいたいにして、スーパーでの買い物って、ぜんっぜん楽しくない。

玉ねぎを見て心躍るか?

アボカドが好きなので買う。切って種出してまた切って皿に盛る。はいめんどくせぇ。

稀に気が向いて購入したアボカドを手に取ったときにはもう手遅れ。野菜はだいたいこんな感じでダメにしてしまう。

スーパーで見た時は、あれ作ろうとか辛うじて思う。けどいざ夕飯の支度に取り掛かろうとすると、焼くだけでごはんのおかずになるものをなんとか焼いてフィニッシュ。ターンエンド。

もう一秒でも早く台所から立ち去りたい。

そう、壊滅的に料理が嫌いなのである。

 

そもそも食に対してそれほど興味がない。

食事に割く時間を無駄と感じてしまう。

友達とごはんを食べに行くのは好きだ。なぜなら外食はうまいし、注文すれば出来上がった料理がテーブルにならぶ。夢のようなシステム。

早く仙豆を実現してくれと思う。一粒食べれば満腹感と栄養が得られる。あれはど合理的な食事はないと思える。

 

死ぬほどスーパーでの買い物が億劫だが、出向かないわけにも行かないので、毎週月曜日は必ずスーパーへ行くという決まりを作った。

それが今日。正直かなりめんどくさい。

ここで一週間分の食料を調達する。買い忘れが無いよう念入りにチェックする。その週はもう二度とスーパーへは行きたくない。

だいたい、朝食用の食パン、肉(豚バラか挽肉)、その日食べる惣菜か弁当、おやつ、野菜は葱、玉ねぎ、ピーマンあたり(それ以外を使用した料理など無理)

ほうれん草などもってのほか。根の付近の土を洗い、茹でなければ食べられないなど勘弁してほしい。

 

正直、食べなくてもいいなら、友達との食事という交流以外の食事はしたくない。錠剤を一粒飲めば、その日の栄養と満腹感が味わえる、それでいい。

唐突に何かを食べたくなったら外食すればいい。

 

スーパーに行っても献立が浮かばない(そもそもレパートリーがかなり少ない)ので、何を買っていいのかもわからない。

あれこれ買い込んでも、その日の体調で気合いを入れて料理できる日があるのかどうかも予測できない。

腐っていく野菜、賞味期限が切れる食材。今までそれがいくらあっただろうか。生産者に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 

なので極力作ることをやめた。

かといって毎回出来合いや外食ができるほどの経済的余裕はない。

必然的に味付けされて焼くだけの肉が主流となる。あとはクックドゥー様。二週に一回はカレーと焼きそば。

それすらも苦痛だが、なんとか奮い立たせて今日もスーパーへ向かい、明日からは台所に立つ。

人としての欲求と生活力のない、人間の亜種だと思う。

腹が減ることが煩わしい。