デレマス6th ライビュレポ

アイドルマスターシンデレラガールズ6thライブ

「MERRY GO ROUNDOME」1日目

ライブビューイングで参加してきた。

 

ライブレポを書く前に、簡単に私のプロデューサー歴を。

デレステを2年ちょい(ここから手を染めた)

先月ようやくアニメを全話視聴。

この程度の熱量で語らせてもらう。

ちなみに、今回ライブビューイングに行こうと思ったきっかけは「ガールズインザフロンティア」という楽曲がきっかけになった。

歌詞の「バックパックに希望詰めて、自分の足で歩け、シンデレラ。夢は人に託すな。かけがえない権利」に心打たれた。

アニメのオープニング曲にもなった「Star!」の中でも大好きな歌詞に「きっと誰もが認められたいの。私どうかな?イケてる?祈るような気持ち」というのがある。

シンデレラたちは、最初、不安や嫉妬に周りとの差異を気にかけていた。それが六年経ち、自分の足で歩けと、他のアイドルとの関わり方に劇的な変化が生まれている。

ユニットでの自分の立ち位置、相方への考慮に悩んでいた彼女たちはもういない。

夢は人に託すな。彼女たちは夢を叶えてもらう立場から、与える立場へと進化した。

 

という前置きはさておき、まずライブビューイングの劇場に入り驚いたのが、二つ隣の席の人が、隣と前後に今日はよろしくお願いしますと名刺を配っていたことだった。

三年ほど前、μ'sのライブビューイングにも足を運んだが、そういった文化を目の当たりにするのは初めてで驚いた。

 

スクリーンに会場である、埼玉メットライフドームの映像が映し出され、いよいよという雰囲気になった。

SEからすでにペンライトを振る盛り上がりだ。この時ちらりと、件のガールズインザフロンティアが流れ、すでに涙腺が緩む。

 

ついにライブが始まった。

会場は、普段は野球の試合が行われているドーム。

姫川友紀というアイドルがいる。

彼女は大の野球ファンであり、自身が男だったら選手としてドームに立ちたかったと漏らしていたことがあった。

城ヶ崎美嘉がアナウンスを始める。

「これから始球式を行います!」

ステージに姫川友紀の姿が現れた。ついに念願だったドームに立ち、ボールを投げるアイドル姫川友紀の姿。叶えられることのなかった夢を、彼女はアイドルとして実現させてしまったのた。

ここでもう私の涙腺は決壊しかけていた。

まだ一曲も歌われていないのに。

 

そしてライブが始まった。

ノリのいい楽曲が続き、会場のボルテージも高まる(セトリについては誰かがあげてるのを参考にしてくれ)

ライブではおなじみのアイドル達を乗せて観客席をまわるゴンドラも、ライブの趣旨に併せてメリーゴーランドを模している。これはライブビューイングでしか気がつけなかったことだが、このゴンドラ、最大高さ10mはありそうなんだが、人力で動かしていた。ひとつのゴンドラの足元に十人ほどのスタッフが付き、先頭のひとりがそれを誘導していた。

ゴンドラは全部で三台。それぞれが別の場所からスタートし、真ん中で落ち合う演出もあったが、各ゴンドラのスタッフの息があっていなければ不可能な演出に、このライブを支えている人達の熱量も伝わった。

 

そして八曲目、6thライブのテーマ曲でもある「Starry-Go-Round」が始まった。

カメラークが引きでスクリーンに映し出された。その時、ステージやランウェイの周りは三色のペンライトで彩られた海が広がっていた。ドーム全体にピンク、青、黄色の光が揺れている。ステージセットはカラフルな遊園地をイメージしていて、その親和性に思わず涙が溢れた。

ああこれは、アイドル達だけが作り出しているライブではない。プロデューサー達とアイドル達、全員で作っているんだと。

あまりの美しさと、一体感に涙が止まらない。楽曲が終わり、MCに入ったので着席しようとすると、隣の人が「使います?」とハンカチを差し出してくれた。紳士かよ(持ってますのでと、お断りしお礼を言った)

 

私の推しである佐藤心と、安部菜々の楽曲「凸凹スピードスター」は、それぞれがゴンドラに乗り、見てるこっちが不安になるぐらいの高さまで上昇。すっかりなりきっている声優のアクションや、「やれんのかおまえら〜」の煽りに会場が湧いた。

 

たくみんのソロ曲「炎の華」でのランウェイダッシュに思わず「すげぇ」の声が出る。全力疾走した後、息を整える暇もなく歌い続ける姿に痺れた。

 

「Happy New Yeah!」でペンライトを振り上げ、ピースサインをした時に気がついた。

なぜこの一体感に笑顔になるのか。

劇場内も会場も、そこにいる全ての人達が同じ「大好き」を共有しているのだ。

ただの一体感ではない。全員が、大好きなアイドルが歌い踊るこの空間が大好きなのだ。

この空間には大好きが溢れている。それをアクションとして共有している。

人は「大好き」で繋がることができる。そう思った時に、また涙が溢れそうになった。

 

公演が終わり、アンコールが始まる。

てっきりアニメのオープニング曲「Star!」を歌うのかと思いきや、いい意味で裏切られた。

締めに「GOIN!」を持ってきた。

これは、アニメ一期で初めてフェスで全員で歌った曲だ。六年経っても、あの時の気持ちを皆が持ち続けて進んでいる。そう聴こえた。

 

最中、アニメのストーリーが頭を過ぎる。ぶつかり合い、切磋琢磨し、存続の危機にまで追いやられたアイドル達は、未だ輝き続けているどころか、初のドームでの単独公演を成功させてしまった。

デパートの一角で歌ったこともあった。小さなライブ会場から、ドームを三色のペンライトで埋めつくした。

ハンカチを握りしめ、その光景を感慨深く見守っていた私は、もはや保護者のような立ち位置である。

これもファンを「プロデューサー」と呼び、共に歩んできたと実感させるコンセプト故の感動だろう。

 

デレマス6thライブ1日目、出演者、スタッフ、関係者、プロデューサー。みなさんおつかれさまでした!

最高の一日をありがとう。